スーツの裏地、背抜きと総裏ってどっちがいいの?

こんにちは。

イルビレッタの田中です。

今日のテーマはスーツの裏地の仕様。
オーダー時に必ず問われる総裏?背抜き?またはアンコン?
実際の着用シーンを考えて選択する訳だが、ほんとのところどっちがいいの?と思う事も。


昨今は背抜きスーツ=春夏スーツと浸透していますが、実際はいつからいつまで着るのが望ましいのか…
また総裏と背抜きはなにを基準で選ぶのがいいのだろう?

まず初めに総裏仕様は読んで字の如く、ジャケットの裏を裏地で全面覆っている仕様。

背抜き仕様は背中の下部分に裏地を使っていない仕様。

アンコン仕様はほぼ裏地を使わない仕様。もう裏地の存在がないですね。笑

ここで1つの疑問が…
そもそも裏地ってなんのためにあるの?

・すべりやすくしてスーツを脱ぎ着しやすくする。
・汗などの汚れからスーツを守る。
・柔らかい表地の型崩れを防ぎ、スーツの形態を安定させる。
・縫い目などを隠し、裏側の見た目を綺麗にする。
ざっとこんなとこでしょう。

ただ1番の役割は表地を守る!これではないでしょうか。
スーツのジャケットを脱いでたたんで置く時、本来は裏地を表にして畳みます。
これは表地を痛めない為の配慮。

では背抜き仕様の良いとこ…
背抜きのメリットは総裏に比べ、通気性が良く、涼しい!
これに尽きます。笑
あと強いて言えば、総裏に比べ背に裏地がない分、より体にフィットしてラインが強調される!?笑

この時点でもう総裏の圧勝ですね。笑
確かにスーツを仕立るにあたって私もシーズン問わず総裏をオススメします。
物持ちの良さはもちろん、着用姿も総裏の方がシャキっと見えます。笑

なんてったって、今の日本はクールビズが浸透しているので、真夏にジャケットを着る事はほぼないのでは?
着なければいけない方は、個人的に生地感を変える方がベストだと思う。
夏特有の通気性の良い、フレスコやモヘア混、リネン等。

ジャケットを着るので暑いのは暑いですが、ウールのスーツよりはだいぶ涼しさも違います。
また季節に応じた素材感を使う事は、見た目の印象も涼し気です。

ただ人によってライフスタイルや好みが違います。
ここまで話しておいて、言うのも恐れ多いですが…

自分のライフスタイルに合った仕様にしましょう!笑

それが1番です!笑
またカジュアルスーツやカジュアルジャケットになると、今回のお話しとはまた内容が変わってきます。
そのお話しは後日…笑

このブログを読んで、これからのスーツ選びの参考にして下さい!笑

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