スーツのラペル(衿)の種類。

ごきげんよう。

イルビレッタのTANAKAです。

本日はスーツのラペル(衿)のお話をしようと思います。
皆さんは既製品でスーツを購入するときに、
ラペルの形を気にして買う方はきっと少ないでしょう…
大半の方は、生地(柄、色)とスーツの雰囲気で購入してるんではないでしょうか。

スーツのディテールの中でも衿の形は大事な1部!
顔付近にあるデザインですから重要です!

スーツの衿は様々な形がある!

まずラペル用語を並べると、
ノッチ、ピーク、セミノッチ、セミピーク、ショール、クローバー、フィッシュマウス等々・・・
知らない人が言葉だけ見ると、チンプンカンプン状態です…

しかしスーツに関してはこの2つ覚えておけば、とりあえずはOKでしょう。笑

まずは、「ノッチ」。


「ノッチ」=オバマ大統領と言わしめるほどの芸人…
芸人としての仕事は90パーセン…
すみません!間違えました!
「ノッチ」違いでした…

実際はこっちの「ノッチ」。

ノッチドラペルは、一般的な形でひし形の形をしています。
ノッチ(notch)は英語で「V字型の切り込み」を意味します。
シングルのスーツであれば「ノッチの方が一般的」「社会人らしさがある」と見られる風潮があります。
これは全世界的に共通なんです。

二つ目は「ピーク」。


「ピーコ」は本名、杉浦 克昭(すぎうら かつあき)。
辛口ファッション評論家として色々な…
すみません!間違えました!「ピーク」と「ピーコ」がややこしくて…

実際は「ピーク」です!


「ノッチ」よりも華やかさのある「ピーク」です。
ピークドラペルは、衿の先がとがっている形をしています。
ゴージラインによる切り込みは入っていません。
ピーク(peak)は、英語で「山の頂上」を意味します。

ピークドラペルは燕尾服に用いられていて、
その燕尾服がタキシード(ディナージャケット)に変化して、フォーマルウエアになったので、
やはりピークドラペルが華やかな感じがするのはこれが原因でしょうか。
ダブルスーツは基本的にピークドラペルですね。

簡単にまとめると…
ノッチは、シングルのスーツに良く見られます。
ピークは、ダブルのスーツとフォーマルスーツに良く見られます。

もう1つ覚えていて欲しいのは「ショール」。

「ショーンK」は経歴詐欺騒動で日本中の…
すみません!間違えました!「ショール」と「ショーン」がややこしくて…笑
(これはむりやりすぎました…)

実際はこちら。

タキシードで見られるラペルの形。

上襟と下襟がつながっており(ゴージラインがない)、タキシードなどによく利用されます。
首にショールをかけたような襟(へちま状)になっていることから、
ショールカラー(へちま襟)と呼ばれます。

タキシードは英国、燕尾服から派生したピークドラペル。
アメリカ、ガウンみたいな服から派生したショールカラーのタキシードがあります。

余談ですが、映画「007」のダニエル・クレイグの仕業で一時期、
ネイビーのショールカラータキシードが飛ぶようにでました。笑

ちなみに「007」の映画で着用しているスーツは、
イタリアの最高級ブランド「ブリオーニ(Brioni)」が提供していましたが、
アメリカのラグジュアリーブランド「トムフォード(Tom Ford)」になっております。
是非、飲み会の席でのうんちくとしてお使いください。笑

という訳で、今回はスーツのラペルのお話をしました。
この他にスーツのディテールで気になることがあれば、ご連絡ください。笑
blogで事細かに説明させていただきます!笑
どしどしご応募ください!笑

コメントを残す

*